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アンケートメールの書き方!目的から例文、回答率を高めるコツまで解説

2025.06.13

イベント

アンケートは、企業がお客様の声を集めて、サービスをより良くしていくための重要な手段です。アンケートの依頼はメールで行うことが多いですが、より多くの方に回答してもらいたいですよね。そこで鍵となるのがアンケートメールの書き方です。 アンケートメールにどのようなことを書くかで、回答率は大きく変わります。開封率を高める件名や回答のハードルを下げる工夫など、多くの工夫が必要です。この記事では、アンケートメールの目的や重要性、記載項目、効果的な例文、さらには回答率を向上させるためのコツまで詳しく解説します。

監修 管理本部 部長 石橋和将

イベントの企画から運営まで一貫して指揮を執り、幅広いジャンル・規模の案件に対応してきました。これまでに、国際フォーラムや業界展示会、企業向けセミナー、地域振興イベントなど、多様なイベントの統括・運営を担当。大規模なカンファレンスや就職イベント、スポーツ関連プロジェクトなどの進行管理にも豊富な経験を持ちます。

目次

  • イベント後のアンケートメール書き方|回答率を上げるプロの技

  • イベントを「やりっぱなし」にしないために

  • なぜイベント後のアンケートは重要なのか?~目的を再確認する~

    • ・イベントのROI(投資対効果)測定

    • ・次回イベントの企画・改善

    • ・ 参加者の満足度・ニーズの把握

    • ・見込み顧客の育成(リードナーチャリング)

  • 回答率が変わる!アンケート依頼メール作成の5ステップ

    • ・Step 1:アンケートの「目的」を明確にする

    • ・Step 2:回答の「所要時間」と「設問数」を決める

    • ・Step 3:メールに記載すべき「必須項目」を準備する

    • ・Step 4:件名と本文を作成する

    • ・Step 5:送信タイミングとリマインド計画を立てる

  • 目的別に使えるアンケート依頼メール例文集

    • ・【例文1】セミナー・ウェビナー参加者向け(満足度向上目的)

    • ・【例文2】展示会来場者向け(謝礼あり・商談創出目的)

  • プロが実践する!アンケート回答率を劇的に上げる7つのコツ

    • ・件名で「自分ごと化」させる

    • ・イベント終了直後の「ゴールデンタイム」を逃さない

    • ・回答へのハードルを極限まで下げる

    • ・ BtoBで響く「魅力的な謝礼」を用意する

    • ・送信元を「個人名」にする

    • ・「リマインドメール」で再アプローチする

    • ・ オフラインでの案内と組み合わせる

  • まとめ:アンケートを制する者が、イベントを制する

    • ・イベントの効果測定や改善でお悩みではありませんか?

イベント後のアンケートメール書き方|回答率を上げるプロの技

イベント後のアンケートメール、どう書いていますか?本記事では、イベント制作のプロが、回答率を劇的に上げるメール作成の具体的な手順とコツを解説します。セミナー後、展示会後などシーン別のコピペOKな例文も多数掲載。効果測定や次回企画に繋がる「意味のあるアンケート」を実施したい企業担当者様は必見です。

イベントを「やりっぱなし」にしないために

セミナーや展示会、ユーザーカンファレンスなど、多大な時間とコストをかけて実施する企業イベント。「参加者の反応はどうだったか?」「次の企画にどう活かせばいいのか?」といった効果測定は、イベント担当者様にとって重要な課題ではないでしょうか。

その鍵を握るのが、参加者の生の声を集める「イベント後アンケート」です。

しかし、ただアンケートメールを送るだけでは、多忙な参加者からはなかなか回答してもらえません。実は、メールの書き方ひとつで回答率は20も30も変わることがあります。

本記事では、数々のイベントを手掛けてきた株式会社REIGETSUの知見を基に、回答率を最大化し、イベントの成果に繋げるためのアンケート依頼メールの書き方を、具体的な手順と例文を交えて徹底解説します。

なぜイベント後のアンケートは重要なのか?~目的を再確認する~

効果的なアンケートメールを作成する前に、まずは「何のためにアンケートを実施するのか」という目的を明確にしましょう。目的が明確であれば、設問内容もメールの文面も、より的確なものになります。

イベント後のアンケートには、主に以下の4つの重要な目的があります。

イベントのROI(投資対効果)測定

かけた費用に対してどれだけの効果があったのかを測る指標です。参加者の満足度や、商品・サービスへの興味関心の変化を数値で把握することで、経営層への成果報告や、次回イベントの予算獲得の根拠として活用できます。

次回イベントの企画・改善

「セミナーの内容は期待通りだったか」「会場のアクセスは良かったか」「運営スタッフの対応は?」といった具体的なフィードバックは、次回イベントをより良くするための貴重な財産です。成功点は伸ばし、問題点は改善することで、イベントの価値を高め続けられます。

参加者の満足度・ニーズの把握

参加者がイベントの何に価値を感じ、次に何を期待しているのかを直接知ることができます。このインサイトは、イベント企画だけでなく、商品開発やマーケティング戦略全体の改善にも繋がります。

見込み顧客の育成(リードナーチャリング)

特に展示会やセミナーでは、アンケートを通じて参加者の課題や導入意欲の温度感を測ることができます。「個別相談を希望する」「詳しい資料が欲しい」といった項目を設ければ、有望な見込み顧客を抽出し、営業部門へスムーズに引き継ぐことが可能です。

回答率が変わる!アンケート依頼メール作成の5ステップ

いきなりメールを書き始めるのは非効率です。以下の5つのステップに沿って準備を進めることで、抜け漏れなく、効果的な依頼メールを作成できます。

Step 1:アンケートの「目的」を明確にする

前述の4つの目的の中から、今回のアンケートで最も重視するものを定めましょう。例えば、「次回セミナーの満足度向上」が目的なら満足度に関する設問を、「商談創出」が目的ならサービスへの興味関心や課題に関する設問を手厚くします。

Step 2:回答の「所要時間」と「設問数」を決める

参加者の負担を最小限にすることが、回答率アップの絶対条件です。

  • 所要時間: 3~5分以内が理想
  • 設問数 10問以内を目安に

「あれもこれも」と聞きたくなりますが、目的達成に必要な質問だけに絞り込みましょう。

Step 3:メールに記載すべき「必須項目」を準備する

以下の6つの項目は、必ずメール本文に記載しましょう。参加者が安心してスムーズに回答するために不可欠です。

1. アンケートの目的・用途
 「〇〇セミナーの品質向上のため」など、何のためのアンケートか具体的に記載します。

2. アンケートURL
 クリックできるリンクを設置します。ボタン形式にすると、さらにクリック率が上がります。

3. 回答の所要時間・設問数
 「所要時間:約3分」「設問数:8問」のように、具体的な数値を明記します。

4. 回答期限
 「〇月〇日(金)23:59まで」と明確に設定します。期限を設けることで後回しにされるのを防ぎます。

5. 個人情報の取り扱い
 プライバシーポリシーへのリンクを貼り、情報の利用目的と厳重な管理を約束します。

6. お問い合わせ先
 会社名、部署名、担当者名、連絡先を明記し、信頼性を高めます。

Step 4:件名と本文を作成する

必須項目を元に、メールの件名と本文を作成します。具体的な例文は後述しますので、そちらを参考にしてください。件名は開封率を、本文は回答率を左右する最重要パーツです。

Step 5:送信タイミングとリマインド計画を立てる

アンケートは鮮度が命です。

  • 初回送信: イベント終了後1時間以内が理想。遅くとも24時間以内に送りましょう。
  • リマインド送信: 期限の2~3日前に、未回答者に対して再度案内を送ります。

この計画を事前に立てておくことで、抜け漏れなくアプローチできます。

目的別に使えるアンケート依頼メール例文集

ここでは、企業のイベントでよくある2つのシーンに合わせた例文をご紹介します。貴社の状況に合わせてカスタマイズしてご活用ください。

【例文1】セミナー・ウェビナー参加者向け(満足度向上目的)

件名:【御礼】「〇〇セミナー」ご参加いただきありがとうございました(アンケートご協力のお願い)

△△株式会社 営業部 〇〇様

先日は、弊社主催の「〇〇セミナー」にご参加いただき、誠にありがとうございました。

本セミナーが、〇〇様にとって有益なものとなりましたなら幸いです。

つきましては、今後のセミナー品質向上のため、皆様からの率直なご意見をお聞かせいただきたく、アンケートへのご協力をお願いしております。

わずか3分程度の簡単なアンケートでございますので、ぜひご協力いただけますと幸いです。

セミナー満足度アンケート 回答はこちらから(所要時間:約3分) https://example.com/survey【回答期限:2025年〇月〇日(金)まで】

※お寄せいただいたご意見は、個人が特定されない形で統計データとして活用し、サービス改善以外の目的では一切使用いたしません。

この度はご多忙の折、セミナーにご参加いただき重ねて御礼申し上げます。

お問い合わせ先

株式会社〇〇

担当:〇〇

メール:info@example.com

【例文2】展示会来場者向け(謝礼あり・商談創出目的)

件名:【謝礼あり】〇〇展示会弊社ブースへのご来場御礼(製品満足度アンケート)

△△株式会社 〇〇様

先日は、「〇〇展示会2025」にて弊社ブースにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。

ご紹介させていただきました新製品「PRODUCT-X」にご関心をお寄せいただき、重ねて御礼申し上げます。

つきましては、今後の製品開発およびサービス向上の参考とさせていただきたく、アンケートを実施しております。

ご回答いただいた方の中から抽選で50名様に、【Amazonギフト券1,000円分】をプレゼントさせていただきます。

製品アンケート(所要時間:約5分)https://example.com/survey【回答期限:2025年〇月〇日(金)まで】

アンケートの最後では、ご希望の方に「個別相談会」や「詳細資料の送付」も承っておりますので、ぜひご活用ください。

何かご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ先

株式会社〇〇

担当:〇〇

メール:info@example.com

プロが実践する!アンケート回答率を劇的に上げる7つのコツ

必須項目を押さえるだけでなく、もう一工夫することで回答率はさらに向上します。私たちが現場で実践している7つのコツをご紹介します。

件名で「自分ごと化」させる

【〇〇様へ】や【△△株式会社様】のように、宛名を入れるだけで「自分に送られたメールだ」と認識され、開封率が上がります。可能であればメール配信システムを活用しましょう。

イベント終了直後の「ゴールデンタイム」を逃さない

最も効果的なのは、参加者の熱量が高いイベント終了後1時間以内です。記憶が新しいうちに回答してもらうことで、より質の高いフィードバックが期待できます。

回答へのハードルを極限まで下げる

設問はできるだけ選択式にし、自由記述は最後に1~2問程度に留めましょう。また、**スマートフォンでの回答しやすさ(レスポンシブデザイン)**は必須です。移動中などのスキマ時間でも手軽に回答できる環境を整えましょう。

BtoBで響く「魅力的な謝礼」を用意する

金券やギフト券も有効ですが、BtoBイベントでは以下のような謝礼も効果的です。

  • 限定公開のセミナーアーカイブ動画
  • 講演資料のダウンロード
  • 次回の有料セミナーへの割引券
  • 関連市場の調査レポート

参加者にとって「有益な情報」を提供することで、回答へのモチベーションを高めます。

送信元を「個人名」にする

info@のような代表アドレスではなく、イベント担当 鈴木のように個人名で送ることで、メールの信頼性が増し、開封されやすくなります。

「リマインドメール」で再アプローチする

一度の案内で見逃している人も少なくありません。回答期限の2~3日前に「【再送】アンケートご協力のお願い」といった件名で、未回答者にリマインドメールを送りましょう。これだけで回答率が5~10上乗せされることもあります。

オフラインでの案内と組み合わせる

イベント当日のクロージング時に、アンケートのQRコードをスクリーンに投影し、その場での回答を促すのも非常に効果的です。メールと組み合わせることで、取りこぼしを最小限に抑えられます。

まとめ:アンケートを制する者が、イベントを制する

本記事では、イベント後のアンケート依頼メールについて、その重要性から具体的な作成手順、回答率を上げるプロのコツまでを解説しました。

アンケートは、単なる「お願い」ではありません。参加者との重要なコミュニケーションであり、イベントという投資の効果を最大化し、未来に繋げるための戦略的なアクションです。

今回ご紹介したポイントを実践すれば、きっと回答率は向上し、次回のイベント成功に繋がる貴重なデータが手に入るはずです。

イベントの効果測定や改善でお悩みではありませんか?

「記事の内容は理解できたけど、日々の業務に追われて手が回らない…」 「アンケートの設計から集計・分析まで、専門家に任せたい」 「そもそも、もっと成果の出るイベント企画そのものから相談したい」

もし、このようにお考えの企業担当者様がいらっしゃいましたら、ぜひ私たち株式会社REIGETSUにご相談ください。

弊社は、単にイベントを制作するだけではありません。イベントの企画立案から、集客、当日の運営、そして開催後のアンケート施策による効果測定と次回への改善提案まで、一気通貫でサポートできるプロフェッショナル集団です。

お客様のビジネスゴール達成を第一に考え、イベントの価値を最大化するお手伝いをいたします。まずはお気軽にご状況をお聞かせください。

ライター 藤田大介

食品メーカーにて生産技術職に従事。 並行してライターとしての活動も開始し、金融・テクノロジー分野からエンタメまで、幅広い分野で執筆しています。

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