イベントの設営を内製するメリットとデメリット、外注との違いとは?
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オフラインイベントの成功を左右する要因の1つが、会場の設営です。 イベント設営には自社で行う内製化と、専門業者に委託する外注化の2つの選択肢があります。 内製化のメリットはコスト削減と柔軟性の向上ですが、専門性の不足や業務負荷の増大といったデメリットもあります。 一方、外注化のメリットは専門性の高さと効率性の良さですが、コストが高くなる点や社内スタッフとの連携が難しくなる点が、デメリットとして挙げられます。 内製化と外注化、どちらを選ぶべきかは企業の状況やイベントの内容によって異なります。 本記事では内製化と外注化のメリットとデメリットを詳しく解説し、選択する際の基準やポイントについてご紹介します。 イベント設営の最適な方法を探る上で、参考にしていただければ幸いです。

監修 事業本部 主任 宮木翔太
イベントの企画から運営まで幅広く対応し、数多くの進行台本や運営マニュアルを制作してきました。 施工段階から関わった実績もあり、より精度の高い運営を実現しています。 特に、展示会イベントやトークショーの案件に多く携わり、運営統括としても多数の現場を成功に導いてきました。 細部までこだわった丁寧な進行管理と、円滑な運営を強みとしています。
目次
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イベント設営の重要性と内製化・外注化の選択肢
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・オフラインイベントにおける設営の位置づけ
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・イベント設営の内製化と外注化の違い
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・内製化と外注化の選択基準
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内製化するメリット~コスト削減と柔軟性の向上~
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・コストの削減と予算管理の容易さ
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・社内リソースの有効活用と柔軟な対応
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・ブランドイメージの統一と社内ノウハウの蓄積
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内製化するデメリット~専門性と効率性の課題~
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・専門的な知識・技術の不足と習得の難しさ
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・社内リソースの割き方と業務負荷の増大
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・設営品質の低下と機会損失のリスク
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イベント設営の外注化~メリット・デメリットと業者選びのポイント~
イベント設営の重要性と内製化・外注化の選択肢

オフラインイベントにおける設営の位置づけ
オフラインイベントの成功を左右する要因の1つが、会場の設営です。イベントの設営は、参加者の初めての会場での体験を創り出す重要な役割を担っています。
設営の質が高ければ、参加者はイベントに対して良い印象を持ち、ブランドイメージの向上にもつながります。
一方で設営が不十分だと、イベントの満足度が下がり、企業の評判を損なうリスクがあります。
イベント設営の内製化と外注化の違い
イベント設営には、内製化と外注化の2つの選択肢があります。
内製化とは自社の社員やアルバイトを動員して設営を行うことを指し、外注化は設営業務を専門の業者に委託することを意味します。
内製化のメリットはコスト削減と柔軟性の向上が挙げられ、一方外注化のメリットは専門性の高さと効率性の良さです。
内製化と外注化の選択基準
内製化と外注化のどちらを選ぶかは、以下の基準を考慮して決定します。
- 予算の大小
- 社内リソースの有無
- イベントの規模と重要度
- 設営の難易度
- 開催までの準備期間
予算が限られている場合や社内に人材が豊富にいる場合は、内製化を選択しやすいでしょう。
一方、大規模で重要なイベントの場合や、設営が複雑で専門性が求められる場合は、外注化を検討すべきです。
またイベント開催までの期間が短い場合は、外注化によって準備を効率化することができます。
内製化するメリット~コスト削減と柔軟性の向上~

コストの削減と予算管理の容易さ
イベント設営を内製化する最大のメリットは、コスト削減です。外注化する場合、業者への委託費用が発生しますが、内製化であればその分のコストを抑えることができます。
また社内スタッフが設営を担当することで、労働力の無駄がなくなり人件費の削減にもつながります。加えて内製化では、予算管理がしやすいというメリットもあります。
外注化の場合、予期せぬ追加費用が発生するリスクがありますが、内製化であれば予算の範囲内で設営を行うことができます。
社内リソースの有効活用と柔軟な対応
内製化のもう1つのメリットは、社内リソースの有効活用です。社員やアルバイトが設営を担当することで、彼らのスキルや経験を活かすことができます。
また社内スタッフは、企業の文化や価値観を理解しているため、ブランドイメージに合った設営を行うことができます。さらに内製化では、変更や修正に柔軟に対応もできます。
外注化の場合、変更のたびに追加料金が発生する可能性がありますが、内製化であれば社内で迅速に対応することができます。
ブランドイメージの統一と社内ノウハウの蓄積
内製化はブランドイメージの統一にも役立ちます。社内スタッフが設営を担当することで、企業のブランドイメージを理解し、それに沿った設営を行うことができます。
また内製化を繰り返すことで、イベント設営のノウハウが社内に蓄積されていきます。蓄積されたノウハウは、次回以降のイベントで活用することができ、設営の質の向上につながります。
加えて社内でノウハウを共有することで、人材育成にも寄与します。内製化はコスト削減、社内リソースの有効活用、ブランドイメージの統一など多くのメリットがあります。
しかし、一方で専門性や効率性の面でデメリットもあることを理解しておく必要がある点には注意が必要です。
内製化するデメリット~専門性と効率性の課題~

専門的な知識・技術の不足と習得の難しさ
イベント設営を内製化するデメリットの1つは、専門的な知識や技術の不足です。
設営には音響、照明、映像など、様々な専門分野の知識が必要とされます。社内スタッフは、これらの知識を十分に持ち合わせていない場合があります。
また専門的な知識を習得するためには、時間と労力が必要です。社内スタッフが設営の専門知識を習得するためには、研修や経験の積み重ねが必要となります。この点において、内製化は専門性の面で課題を抱えていると言えます。
社内リソースの割き方と業務負荷の増大
内製化のもう1つのデメリットは、社内リソースの割き方と業務負荷の増大です。イベント設営は、本来の業務とは異なる作業であるため、社内スタッフの業務負荷が増加します。特にイベント開催直前は、設営作業に多くの時間を割く必要があるため、通常業務に支障をきたす可能性があります。
内製化を選択する際は、社内リソースの適切な割り振りと、業務負荷の管理が重要となります。
設営品質の低下と機会損失のリスク
内製化では、設営品質の担保が難しいというデメリットもあります。社内スタッフは設営の専門家ではないため、設営の質にばらつきが生じる可能性があるからです。設営に不備があった場合、イベントの印象が悪くなり、機会損失につながります。
設営品質の低下は、企業のブランドイメージにも悪影響を及ぼしかねません。内製化で設営品質を担保するためには、綿密な計画と準備、そして入念なリハーサルが必要不可欠です。
内製化はコスト削減や柔軟性の向上といったメリットがある一方で、専門性の不足や業務負荷の増大といったデメリットもあります。内製化を選択する際はこれらのデメリットを十分に理解し、対策を講じることが重要です。
イベント設営の外注化~メリット・デメリットと業者選びのポイント~
イベント設営を内製化するデメリットを踏まえると、外注化を選択することも検討に値します。外注化のメリットは、専門性の高さと効率の良さです。イベント設営の専門業者は、豊富な知識と経験を持ち、高品質な設営を行ってくれます。
また専門業者に委託することで、社内リソースを他の業務に集中させることができ、業務の効率化が図れます。加えてイベントの規模や内容に合わせて、柔軟に対応してくれるのも外注化の魅力です。
その一方で外注化にもデメリットがあります。最大のデメリットは、コストが高くなる点です。専門業者への委託費用は、内製化と比べると割高になる傾向があり、社内スタッフとの連携が難しくなるため、コミュニケーションをしっかり取らなければ意思疎通の齟齬が生じる可能性もあります。
外注化を選択する際は、業者選びが重要なポイントとなります。以下の点を考慮しながら、最適な業者を選ぶことが求められます。
- 実績と経験の豊富さ
- 提案力とクリエイティビティの高さ
- 予算とのマッチング
- 社内スタッフとのコミュニケーション能力
- アフターフォローの充実度
特に大手企業のマーケティングやバックオフィス部門の方は、イベント設営の外注化を検討する際、専門性の高さと効率性を重視する傾向にあります。
そのような方々におすすめなのが、REIGETSUのイベント運営代行サービスです。
REIGETSUは、豊富な実績と経験を持つイベント設営のプロフェッショナル集団です。社内スタッフとの円滑なコミュニケーションにも定評があり、アフターフォローも万全です。
イベント設営の外注化をお考えの際は、ぜひREIGETSUへお問い合わせください。


ライター 藤花しおん
金融、美容、旅行、グルメなど多分野で執筆。2016年からエンタメ系オウンドメディアに編集者として従事。