企業イベントとは?企業イベントの種類や成功のポイントを解説!

企業イベントは、社内外の関係者とのコミュニケーションを深めるだけでなく、ビジネスチャンスの拡大やブランド価値向上につながる重要な取り組みです。しかし、どのような種類のイベントがあり、それぞれにどんな特徴や目的があるのかを正しく理解しないと、効果的な企画や運営は難しいものです。 この記事では、企業イベントの種類や目的に加え、成功させるための具体的なポイントを徹底解説します。初めてイベントを企画する方や、より効果的なイベント運営を目指す企業の担当者様は、ぜひ参考にしてください。

監修 代表取締役 向山口冬威
REIGETSU代表取締役。イベント制作・運営において18年の経験を持ち、国民的キャラクターIPを活用したイベントの企画・運営・台本制作・舞台演出・アクターを務めるほか、玩具メーカーの製品PRや法人向けワークショップの企画・制作・運営まで、多岐にわたるプロジェクトに携わってきました。 また、営業職を5年、通信キャリアのカスタマーサポート業務を3年ほど経験しており、多様な業界での知見を活かし、2019年に株式会社REIGETSUを設立。学歴やキャリアに縛られることなく、努力次第で誰もが活躍できる場を創りたいという想いから起業に至りました。
目次
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企業イベントの種類①社内向け
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・社員総会・キックオフミーティング
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・表彰式
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・納会・Year-End Party
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・周年イベント
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・社員旅行・スポーツイベント
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企業イベントの種類②社外向け
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・商品・サービスのPRイベント
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・展示会
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・カンファレンス
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・株主総会
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・授賞式
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・企業説明会
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企業イベント開催の手順
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・企画構想
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・企画書の作成
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・準備の実施(会場・飲食・オンラインシステムの手配)
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・依頼先・関係者との打ち合わせ
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・運営マニュアル作成とリハーサル
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・当日の進行
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・事後処理(会計処理・フィードバックの収集)
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企業イベントを成功させるコツ
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・目的・ターゲットの明確化
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・進捗状況の管理を徹底
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・想定外のトラブルに備える
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まとめ:企業イベントは運営のプロに依頼するのがおすすめ
企業イベントの種類①社内向け

企業が開催するイベントの中から、社内向けのイベントの種類について解説します。
社員総会・キックオフミーティング
新年度や新プロジェクトの開始にあたり、営業目標や会社のビジョンを全社員に共有し、全社一丸となって取り組むためのイベント。会社の方針や目標、具体的な戦略を共有する重要な機会です。場合によっては役員人事の発表や事業報告を行うこともあります。
表彰式
優れた業績や貢献を示した個人やチームを称え、モチベーションを向上させることが目的です。
社員の努力や成果を会社全体で評価することで、従業員の士気を高め、組織全体の活性化につながります。また、社員同士のコミュニケーションや成長のためのナレッジ共有にも役立つのが魅力です。
納会・Year-End Party
年末や年度末に開催される締めくくりのイベント。一年間の努力を労い、来年に向けての英気を養うことが目的です。経営陣からの挨拶や年間の成果報告、懇親会が一般的。従業員同士の親睦を深めるとともに、来年度への意気込みを共有します。
周年イベント
創立記念や重要な節目を祝い、会社の歴史や未来を共有するイベント。社員だけでなく、取引先や家族、顧客を招く場合もあります。記念商品の販売や宣伝PVの制作など、社外に発信することでブランディングにも活用できるのが特徴です。
社員旅行・スポーツイベント
日常業務から離れてリフレッシュしながら、社員同士の親睦を深められるイベント。日常とは異なる環境で、部署間を超えた交流を促進し、団結心を高める機会になります。
企業イベントの種類②社外向け

企業が開催するイベントの中から、社外向けのイベントの種類について解説します。
商品・サービスのPRイベント
新製品やサービスを市場に紹介し、消費者の興味を引きつけることで、ブランド認知度向上や販売促進を図ることが目的です。実演や体験を通じて、顧客に商品の魅力を直接伝えられるのが魅力。芸能人を起用した宣伝やメディア報道を活用するなど、多角的なPRが可能です。
展示会
複数の企業が集まり、自社の製品やサービスを広く紹介するイベント。BtoB型が中心で、新規顧客の獲得や既存顧客との関係強化が目的です。また、同業他社との情報交換やパートナーシップ構築の場でもあります。
カンファレンス
特定のテーマに基づき、知識共有や専門的な議論を行うイベント。業界でのリーダーシップを示し、専門性をアピールできます。業界全体の知名度向上を目的とした一般向け開催も可能です。専門家や業界関係者が集うため、高い情報発信力を持つのが魅力。
株主総会
株主とのコミュニケーションの場として、経営状況や方針の説明、重要事項の決議を行うイベント。具体的には、前期の業績や今期の目標、経営計画、配当金などの提案と議決を実施します。株主総会は、年に1度以上の開催が義務付けられています。
授賞式
優れた成果や貢献を表彰し、業界全体の活性化や注目度向上を目的としたイベント。豪華な装飾や演出によって、主催企業のブランディングにも効果的です。
企業説明会
就職活動中の学生や転職希望者に自社の魅力を伝え、優秀な人材を獲得することを目的としたイベント。自社の事業内容や企業文化、求める人材像を説明します。単独開催や合同企業説明会など、さまざまな形式で開催。参加者の企業理解を深め、採用後のミスマッチを防ぐ役割があります。
企業イベント開催の手順

ここでは、企業イベント開催の手順について詳しく解説します。
企画構想
いきなり具体的な構成に入るのではなく、まず「対象者」と「目的」を明確にしましょう。企画を考える際には、誰を対象にするのか(顧客、社員、株主など)・何を目的とするのか(販売促進、社内結束、情報共有など)の2点を軸に企画を進めることで、イベントの方向性がブレにくくなります。
企画書の作成
企画構想で固めたアイデアを元に、詳細な企画書を作成します。
- イベントの概要(目的、テーマ、対象者、開催日時・場所)
- 必要なリソース(予算、スタッフ、外部業者など)
- 目標の達成基準
上記のように共有しやすい形でまとめることで、スムーズな準備につながります。
準備の実施(会場・飲食・オンラインシステムの手配)
システム選定も含め、必要な環境を整備します。
依頼先・関係者との打ち合わせ
外部業者や協力者との連携が重要です。役割分担を明確にし、認識のズレを防ぐことが大切です。必要に応じて、契約内容やスケジュールを再確認しましょう。
運営マニュアル作成とリハーサル
運営マニュアルには、イベントの流れ、緊急時の対応、担当者ごとの役割などを詳細に記載します。
またリハーサルでは実際の動きをシミュレーションし、タイムスケジュールや設備の確認を行います。問題点を洗い出し、事前に対処しておくことが大切です。
当日の進行
当日は、リハーサルで確認した手順通りにイベントを進行していきます。
事後処理(会計処理・フィードバックの収集)
イベント終了後は、経費の計算や外部業者への支払いを迅速に行います。
また、イベント全体の総括も重要です。スタッフや参加者にアンケートを実施し、成功点と改善点を整理します。同時に、イベントの目的がどの程度達成されたかを評価し、次回の企画に役立てましょう。
企業イベントを成功させるコツ

目的・ターゲットの明確化
イベントの開催目的を最初に明確にしましょう。例えば、販売促進、新規顧客の獲得、社員間の結束強化など、具体的な目標を掲げることで、計画がブレにくくなります。また、ターゲットを絞ることで企画や演出が工夫しやすくなり、より高い効果が期待できます。
これらを全体の指針として共有して、「この作業は目的に沿っているか」ということを確認しやすい体制を作ることもポイントです。
進捗状況の管理を徹底
イベント準備は複数のタスクが並行して進むため、綿密なスケジュールの作成と進捗状況の管理が不可欠です。タスク管理ツールを活用し、各作業の期限や担当者を明確にしましょう。
また外部業者との連携においては、細かな確認や報告が大切です。些細な行き違いが大きなトラブルに発展しやすいので、情報を共有する場を定期的に設けて、問題があれば速やかに解決しましょう。
想定外のトラブルに備える
通常の準備に加えて、緊急時の対応策も事前に準備しておくことが重要です。起こりうるトラブルを事前に洗い出し、対策を考えておきます。
機材トラブルが起きた場合の予備機材を手配したり、担当者の連絡先を共有するなど、落ち着いて対応できる体制を整えておきましょう。
まとめ:企業イベントは運営のプロに依頼するのがおすすめ
ここまで企業イベントの種類や、成功させるためのポイントなどを解説しました。
企業イベントを運営するには、詳細な企画書や運営マニュアルの作成、関係者への早めの依頼、スケジュールと進捗の管理など、多岐にわたる準備が必要です。
準備や運営を自社で行うこともできますが、経験や専門知識が豊富なイベント企画・運営のプロに依頼するのもおすすめです。
REIGETSUは、経験豊富なプロがイベントの企画から当日の運営までをワンストップで行います。開催方法や内容が決まっていなくても、丸投げOK。ぜひお気軽にご相談ください。


ライター Kanaho
新卒で銀行に就職。退職後はWebライターとして活動。執筆ジャンルは金融、旅行、グルメなど。