セミナーの主催と主宰の違いは?共催など他に似た言葉の定義と違いも解説
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主催や主宰、共催は似ているようで、使われる場面や役割には明確な違いがあります。意味の違いを理解したうえで、それぞれの言葉を適切に使い分けることが大切です。この記事では、セミナーの開催に関連する用語の定義を詳しく解説します。併せて、混同しやすい主催と、主宰・共催の違いについても紹介します。 また、「セミナーを主催するのは大変なの?」と不安に感じている方のために、セミナー開催のコストや必要な役割、外注するメリットなどを紹介します。セミナー開催の全体像を把握して、スムーズに運営を行うためにも、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

監修 執行役員 新井寿光
REIGETSU執行役員。2008年にアーティストとしてメジャーデビューした経験があり、ステージの演出を得意としています。進行・運営ディレクターとしても豊富な経験を持ち、これまで大小さまざまなイベントを手がけてきました。進行ディレクターとしては、テクノロジーカンファレンスや大手企業の入社式、官公庁のシンポジウムなどで舞台監督を兼務。業界アワードや医療セミナーの進行も担当。運営ディレクターとしては、就職イベント、企業研修、展示会ブース運営などに携わり、数十名規模のセミナーから大規模エキスポまで幅広い運営を支えています。
目次
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主催や主宰、共催、その他の似た言葉の定義
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・主催とは
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・主宰とは
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・共催とは
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・協賛とは
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・後援とは
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・協力とは
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イベントの主催と、主宰・共催の違い
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・主催と主宰の違い
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・主催と共催の違い
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セミナーの主催は大変?その理由と対策を解説
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・セミナー運営に金銭的なコストがかかる
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・企画と運営が負担になる
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・セミナー運用代行サービスに外注するメリット
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まとめ:セミナー運用代行サービスを活用しよう
主催や主宰、共催、その他の似た言葉の定義

まずは、セミナーの開催に関連する用語の定義を詳しく解説します。
主催とは
セミナーやイベントを企画し、実際に開催する主体となる組織や個人を指します。責任を持って全体を運営し、参加者を集めたり、プログラムを進行させたりします。
例文:○○会社主催のセミナーを開催する。
主宰とは
物事を行う際に人々の上に立って全体をまとめることや、セミナーやイベントを取り仕切る個人や団体のトップを指します。芸術や学問の分野でよく使われるため、セミナーでは「主宰」という表現はあまり見られません。
例文:劇団が演劇を主宰する。
共催とは
2つ以上の団体や個人が共同でイベントを開催する場合を指します。共催者は対等の立場で協力し、企画や資金提供、運営を分担するのが特徴です。1つの団体や個人が主催するよりも負担が軽くなるメリットがあります。
例文:複数の出版社がワークショップイベントを共催する。
協賛とは
団体や企業が資金や物品などの援助を行う、いわゆる『スポンサー』に当たります。趣旨に賛同して協力する立場であり、主催・共催には当たらないため、イベント開催における責任を負う立場ではありません。
例文:スポーツイベントのオフィシャルスポンサーとして協賛する。
後援とは
イベントを公的に支持する立場で、直接的な資金や運営には関与しないものの、名前や信用を提供して支援することを指します。イベントの主催者側からすると「公的な機関が賛同してくれる」という社会的な信頼性を高め、集客できる点がメリットになります。
例文:東京都が後援の観光イベントを開催する。
協力とは
主催や共催、協賛と異なり、部分的な支援や協力を行う団体や個人を指します。具体的には、場所を提供したり、スタッフを派遣したりといったイベントのサポートを行います。
例文:NPOが協力する国際関連のイベントを開催する。
イベントの主催と、主宰・共催の違い

ここでは、主催と、主宰・共催の違いについて解説します。よく似ている言葉ですが、それぞれの違いを正しく理解しておきましょう。
主催と主宰の違い
セミナーやイベントを企画・運営することを指すのが主催です。主催者は、企画や進行の中心となり、全体を管理・運営します。一方で、芸術、学問の場で全体をまとめたり取り仕切ったりすることを指すのが主宰です。主宰者は、行事や活動を取り仕切り、円滑に進める役割を果たします。
主催と共催の違い
主催は、セミナーやイベントを単独で企画・運営する団体や個人を指します。一方共催は、二つ以上の団体や個人が協力して、共同でセミナーやイベントを企画・運営する場合に使われます。つまり運営の範囲が、単独か複数に分散するかが大きな違いです。
セミナーの主催は大変?その理由と対策を解説

セミナーを成功させるには、企画、集客、準備、当日の進行など、さまざまな要素を細かく管理する必要があります。ここでは、運営する際に負担に感じる具体的なポイントと、外注するメリットを解説します。
セミナー運営に金銭的なコストがかかる
セミナー開催にかかる費用は、内容や規模によって大きく異なります。初めてセミナーを主催する場合、経費の見積もりや管理が難しく、運営に不安を感じることも少なくありません。
一般的に必要になるものには、以下のようなものがあります。
- 会場のレンタル費用
- 規模に応じた備品・設備や機材の手配
- 講師の謝礼、スタッフの人件費
- 広告宣伝費
企画と運営が負担になる
イベントの企画・運営にはとても多くのスタッフが必要になります。例えば当日の運営や準備に必要な役割は、以下のようなものがあります。
ディレクター:全体の進行管理を行い、スムーズなイベント運営を指揮する
司会者:イベントの進行役として、参加者とのコミュニケーションを担当する
ステージ担当:ステージ演出や音響・照明の調整など、演出を管理
設営撤去:会場の設営からイベント終了後の撤去まで行う
会場担当:会場内の案内やトラブル対応などを担当
セミナー運用代行サービスに外注するメリット
セミナーを主催するに当たって、イベントの成功と想定するコストを両立できるか、必要な役割をすべて主催者で回せるかなど、不安に感じる方も少なくありません。
そんなときは、企画から当日の運営までをワンストップでサポートする、セミナー運用代行サービスの利用がおすすめです。
セミナー運用代行サービスに依頼すると、豊富なノウハウを持つイベントのプロが、企画立案から当日の運営まで担当してくれます。必要な業務全般を外注できるので、主催者の負担を軽減できるのが魅力です。
まとめ:セミナー運用代行サービスを活用しよう
セミナーの企画立案から、準備、当日の運営を自分たちだけでするのはさまざまな苦労があるもの。理想のイベントを実現するためにも、ぜひセミナー運用代行サービスの利用を検討してみてください。
REIGETSUは、経験豊富なプロがイベントの企画から当日の運営までをワンストップで行います。開催方法や内容が決まっていなくても、丸投げOK。ぜひお気軽にご相談ください。


ライター Kanaho
新卒で銀行に就職。退職後はWebライターとして活動。執筆ジャンルは金融、旅行、グルメなど。