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【イベントのアンケート設計ポイント】適切な設問で参加者の満足度を測定

2025.04.23

イベント

イベントを開催する上で、参加者の声に耳を傾けることは非常に重要です。アンケートは参加者の生の声を収集する有効な手段の一つであり、満足度や改善点を直接参加者から聞くことができます。しかしアンケートを設計し、回答率を上げ、得られた結果を活用するには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。 本記事ではアンケートの重要性から、設置すべき設問、回答率アップのコツ、設計のポイントまでイベントアンケートに関する知見を詳しく解説します。さらにアンケート結果の活用方法について、満足度向上と継続的改善の観点から説明しています。 アンケートを適切に設計・活用することで、参加者の声を反映し、イベントの質を向上させることができます。本記事を通じて理解を深め、参加者満足度の高いイベント運営につなげていただければ幸いです。

監修 執行役員 新井寿光

REIGETSU執行役員。2008年にアーティストとしてメジャーデビューした経験があり、ステージの演出を得意としています。進行・運営ディレクターとしても豊富な経験を持ち、これまで大小さまざまなイベントを手がけてきました。進行ディレクターとしては、テクノロジーカンファレンスや大手企業の入社式、官公庁のシンポジウムなどで舞台監督を兼務。業界アワードや医療セミナーの進行も担当。運営ディレクターとしては、就職イベント、企業研修、展示会ブース運営などに携わり、数十名規模のセミナーから大規模エキスポまで幅広い運営を支えています。

目次

  • イベントアンケートの重要性:参加者の声を活かす

    • ・アンケートで参加者の満足度を測定

    • ・フィードバックを次回イベントに活かす

    • ・イベントの継続的改善につなげる

  • アンケートに設置すべき設問と回答率アップのコツ

    • ・必須の設問:総合満足度、各プログラムの評価、改善点

    • ・回答率を上げる工夫:アンケートの目的明示、回答時間の短縮

    • ・参加者特典の活用:プレゼント抽選などのインセンティブ

  • イベントでのアンケートの設計ポイント

    • ・設問数は10問程度に抑える

    • ・選択式と自由記述のバランスを考慮

    • ・回答選択肢は5段階評価が適切

  • 【アンケート結果の活用】満足度向上と継続的改善につなげるために

イベントアンケートの重要性:参加者の声を活かす

イベントを開催する上で、参加者の声に耳を傾けることは非常に重要です。なぜならアンケートは、参加者の生の声を収集する有効な手段の一つで、イベントの満足度や改善点を直接参加者から聞くことができるからです。

アンケートで参加者の満足度を測定

イベントでのアンケートでは、参加者の総合的な満足度を測定することが可能です。

「イベントの内容は期待通りでしたか?」「イベントに参加して良かったと思いますか?」といった設問を設け、参加者の満足度を数値化することができます。そして満足度が高ければ、イベントの企画や運営が参加者のニーズに合っていたと判断できます。

一方、満足度が低い場合は、改善の余地があると考えられます。

フィードバックを次回イベントに活かす

アンケートで得られたフィードバックは、次回以降のイベント企画に活かすことができます。

参加者から寄せられた意見や要望を詳細に分析し、改善点を洗い出します。例えば、「セッションの時間が短かった」「会場の設備が不十分だった」といった意見があれば、次回はセッション時間の延長や会場設備の充実を検討することができます。

参加者の声を反映させることで、イベントの質を向上させることにつなげていけます。

イベントの継続的改善につなげる

イベントアンケートを定期的に実施し、参加者の声を継続的に収集・分析することで、イベントの継続的な改善が可能になります。

アンケート結果を蓄積し、経年変化を追跡することで、イベントの強みや弱点を把握できます。また、参加者の声を活かしてイベントを改善していく姿勢を示すことで、参加者との信頼関係を構築することにもつながります。

参加者の声を直接収集できる貴重な機会です。アンケートで得られた満足度やフィードバックを活用し、イベントの継続的な改善につなげることが重要です。

アンケートに設置すべき設問と回答率アップのコツ

イベントアンケートで参加者の声を効果的に収集するには、適切な設問を設置することが不可欠です。また、回答率を上げるための工夫も必要でしょう。ここではアンケートに設置すべき設問と、回答率アップのコツについて詳しく見ていきます。

必須の設問:総合満足度、各プログラムの評価、改善点

設置すべき必須の設問は、総合満足度、各プログラムの評価、改善点の3つです。

総合満足度では、イベント全体に対する参加者の満足度を測ります。各プログラムの評価では、個別のセッションやワークショップなどに対する満足度を尋ねます。改善点では、参加者が感じた不満や要望を自由記述形式で回答してもらいます。

これらの設問を設けることで、イベントの全体的な評価と具体的な改善点を把握することができます。

回答率を上げる工夫:アンケートの目的明示、回答時間の短縮

イベントアンケートの回答率を上げるには、いくつかの工夫が必要です。

まず、アンケートの目的を明確に伝えましょう。参加者に対して、アンケートへの協力が次回以降のイベント改善につながることを説明します。また、回答時間を短縮することも重要です。

設問数を絞り込み、回答に要する時間を5分程度に抑えることで、参加者の負担を軽減できます。

参加者特典の活用:プレゼント抽選などのインセンティブ

参加者特典を用意することで、アンケートの回答率を上げることができます。

例えば、アンケートに回答した参加者の中から抽選で豪華賞品をプレゼントするといったインセンティブを設定します。参加者にとってメリットがあると認識してもらうことで、アンケートへの協力を促すことができます。

ただし、特典の内容はイベントの規模や予算に応じて現実的なものを選ぶ必要があります。

イベントアンケートに必須の設問を設置し、回答率を上げる工夫を施すことで、多くの参加者から有益なフィードバックを得ることができます。アンケートの目的明示、回答時間の短縮、参加者特典の活用など、参加者の立場に立った施策を講じることが重要となります。

イベントでのアンケートの設計ポイント

適切な設問を設置し、回答率アップの工夫を施すことに加えて、アンケートの設計自体にも注意を払う必要があります。ここでは、イベントアンケートを設計する際のポイントについて説明します。

設問数は10問程度に抑える

イベントアンケートの設問数は、10問程度に抑えることが理想的です。あまりに多くの設問を設けてしまうと、参加者の回答意欲が低下してしまう恐れがあります。限られた設問数の中で、最も重要な情報を収集できるようにアンケートを設計しましょう。

例えば総合満足度、各プログラムの評価、改善点といった必須の設問を中心に、イベントの特性に応じた設問を追加するとよいでしょう。

選択式と自由記述のバランスを考慮

選択式の設問と自由記述式の設問のバランスを考慮することが大切です。

選択式の設問は、回答が簡単で集計がしやすいというメリットがあります。一方、自由記述式の設問は、参加者の生の声を拾うことができます。両者のバランスを取ることで、定量的なデータと定性的なデータの両方を収集できます。

ただし自由記述式の設問は回答に時間がかかるため、必要最小限にとどめることが賢明です。

回答選択肢は5段階評価が適切

選択式の設問で満足度を測る場合、回答選択肢は5段階評価が適切だと言われています。「非常に満足」「やや満足」「どちらでもない」「やや不満」「非常に不満」といった選択肢を用意することで、参加者の満足度を詳細に把握できます。

また5段階評価は参加者にとって回答しやすく、集計や分析もしやすいというメリットがあります。アンケートの選択式設問では、5段階評価を採用することをおすすめします。

イベントアンケートを設計する際は、設問数、選択式と自由記述のバランス、回答選択肢の設定に配慮しましょう。参加者にとって回答しやすく、かつ主催者側にとって有益なデータが得られるようなアンケートを目指すことが重要です。

【アンケート結果の活用】満足度向上と継続的改善につなげるために

イベントのアンケートで収集したフィードバックを活用し、イベントの満足度向上と継続的改善につなげていくことが重要です。

まずアンケート結果を詳細に分析し、イベントの強みと弱点を明確にします。満足度が高かった点は継続・強化し、低かった点や指摘のあった問題点については具体的な改善策を検討します。

次に改善策を次回のイベントで実行に移し、アンケートで改善の効果を検証します。このPDCAサイクルを継続的に回すことで、イベントの質を向上させていきます。

イベントでのアンケート活用は、設計から結果の振り返りまで、専門的な知識と経験が求められます。もしお悩みでしたら、ぜひREIGETSUにご相談ください。私たちの知見を活かし、お客様のイベントの満足度向上と継続的改善に貢献いたします。

ライター 藤花しおん

金融、美容、旅行、グルメなど多分野で執筆。2016年からエンタメ系オウンドメディアに編集者として従事。

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